行列の始まり始まり

ドンドコドン、ドンドコドンと旗持ち隊が行くと見物人からは拍手がわく。道は両側とも人だかりで一度確保した場所は動けない。
続いて貴族チーム登場。この衣装、レンタルありで一日25ユーロ、5日間通しだと40ユーロとお得。クリーニング代込み。中にはMy衣装の人もいるかも。しかし足元には牛馬の落し物が!さあどうなる貴婦人達。
本物のらくだに乗って子供達少し不安げな様子。この後ろからは腹出しベリーダンスが続いたが、観客の受けが良くて気持ちよさそうに愛想をふりまく。
いよいよ軍人チーム颯爽と登場。太鼓のリズムに合わせて行進。突撃発砲を繰り返しながら進んでいった。
オラオラオラ〜!
しんがりは庶民チーム。隊列を整えることもなく、ダラダラ歩く。手押し車には子供を乗せたりして可愛い。衣装は時代物でも足元がズックだったり、携帯で話してたり結構いい加減。
怪しいオヤジ!口の中にねずみの人形を含んでいて、女子供を見るとおもむろに口を開けておどろかせていた。
祭礼実行委員の人か?トランシーバー常備であちこちと連絡を取り合い、大忙し!
カテドラル前の道はもみくちゃ!貴族や軍隊同士が対峙して「我々はあ!ナントカカントカでえ!」とよく分からないことを言い合っていた。
よく見るとテレビ局の人が取材してるが、人波にのまれて身動きとれず。
路地の一角でスペクタクルが始まるとあっという間に観客の群れができる。このおにいちゃん、後半やたらと失敗するのがご愛嬌。
実際に煮炊きをしていてとお〜っても良い匂い。この夜はせっかくの機会なのでルネサンス風マルシェの屋台で夕食を取ろうと決めた。調理器具、材料も昔風で、ピザ(のような物)はあっちこっち焦げているし、パン(のような物)は色が黒っぽく、とりあえずシチュー(のような物)を買って食べた。8ユーロ。
戦ってもいないのにバテバテのオヤジ達。日が落ちて暗くなってきたころ10歳くらいの男の子に「すみません、マダムはフランス人?日本人?」と聞かれた。日本人だよ、何で?と答えると、エヘヘと笑って走り去った。
鍛冶屋さんコーナーで、ここのおじさんの一人と話をした。合気道をやっているそうで「ハカマ」「カタナ」という言葉を知っていた。本当に刃物を作っている。お土産にくれたのは五寸釘よりでかくて太い手作りの釘!途中ねじりが入っててとてもきれい。こんなもん持って飛行機ヤバイんじゃないかなあ?と思いつつ持って帰ってきちゃった。しかしダンナが気に入ってしまい「くれ!」と横取りされた。
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